蕎麦の話
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蕎麦に大切なのは、蕎麦そのものは当然だが 質の良い冷たい水
蕎麦所といわれているところは、良い湧き水が出ているところ
深大寺にしても、戸隠にしてもそうだ
打った蕎麦を茹でるのだが
茹で上がった蕎麦を冷たい多量の水で晒してこそ
蕎麦はおいしくなる
水道の蛇口からでてくる水ではだめだ
(御自分で蕎麦うちを楽しむ時は、氷を使うといい)
福島県の会津に山都町という 蕎麦で町興しをした小さな町がある、ここの蕎麦はおいしい。
更に山都町の山奥に宮古という村落がある、 一度食べに行ったらいい
ここは予約をすれば農家が蕎麦を打って食べさせてくれる
冬の1〜2月頃、雪が沢山積もっているときに、湧き水で晒してくれる蕎麦はおいしい。
晒す水の温度が高いと、
出来上がったそばは香ばしさと「歯脆さ」が無くて、
ねっとりとした感じになってしまう
会津のこの辺の蕎麦は、そば粉100%が当たり前で二八蕎麦はない
蕎麦は「湯捏ね」といって、
そば粉に熱湯を注いでそば粉を蒸すようにしてから、水を入れて練る
勿論水だけで練り上げる人も居るが、「湯捏ね」が一般的
そば粉も通常スーパーなどで売っているものと違い、地場産で さらりとしている
多量の冷たい湧き水で晒した蕎麦を、硬くて辛い大根おろしで食べる(高遠)
これがシンプルで一番おいしい 会津の地酒も一緒に
自分で蕎麦を打ってみたい人は、山都町の蕎麦資料館(0241−38−3000)
にお願いすると、代引きでそば粉を送ってくれる
本当においしい蕎麦を食べたい人は、
福島県耶麻郡北塩原村中川忠男様(蕎麦道場)に予約して行ってみるといい
この蕎麦は実に美味しい
ただ少し親父さんの講釈に耐えることも覚悟しないと・・・
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